どんな理由で派遣エンジニアは使えないと言われているのだろう?
こんな疑問を解決します。
派遣エンジニアや派遣プログラマは、派遣として常駐先の企業のPJに参画します。
ぱっと見SESと変わらないように見えますよね。
SESよりも派遣エンジニアの方が「使えない」と言われているのが現状なんです。
- 派遣エンジニアが使えないのは本当なのか?
- なぜ使えないのか?
を現役フリーランスエンジニアの僕が解決しますね。
- 自己紹介
現場でたくさんの派遣エンジニアと仕事をしてきた経験を活かして、実態を当記事に書きました。
- IT派遣エンジニアが全員使えない?
- IT派遣エンジニアの技量は?
- なぜIT派遣エンジニアが使えないと言われるのか?
- IT派遣エンジニアからステップアップするための方法は?
を詳しくわかりやすく説明します。
この記事は5分で読めるので、IT派遣エンジニアの方やIT系の仕事に就いている人はぜひ一読を!
派遣エンジニア、プログラマでも仕事ができる人もたくさんいます。
現場や企業によって異なるので、一例としてご覧ください。
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IT派遣エンジニアで働く人が全員使えない訳ではない?
SESは技術力の提供に対して、派遣は労働力の提供になります。
なので、難しい技術的なことはできませんし、スキルアップもできないでしょう。
SESの場合だと技術力が足りなくて、要員変更の申し出があるかもしれません。
しかし派遣に関しては、技術力云々は言われにくい側面もあります。
なのでIT派遣エンジニアで働く人は、
- フリーランスになるには技術力が足りない人
- 単純な労働力しか提供できない人
- 言われたことを言われた通りにする人
と言えるでしょう。
つまり技術力がなくても、設計や要件定義ができなくても派遣エンジニアとして働けます。
プログラマーなどでブランクを埋める時に使ったりするのも派遣になるんですよね。
フリーランスなのに派遣契約で現場に入る人もいる
派遣と言っても、完全に一括りにすることはできません。
フリーランスで案件参画する際にエージェントから
と伝えられることも。
この場合に限っては、フリーランスであっても派遣として現場に入ります。
指揮命令権の関係から派遣の方が、クライアント受けが良い場合もあるからです。
またフリーランスとの業務委託契約を結ばない会社もあります。
その場合は実力・経験があるエンジニアでも、派遣契約として現場に入ることになるでしょう。
IT派遣とSESは指示系統が異なるので、使えない人が生まれるのではないか。
IT派遣とSESは指示系統や契約が異なります。
一旦、この辺を明確にしましょう。
SES | 派遣 | |
---|---|---|
指揮系統 | 雇用者 | 派遣先のクライアント |
提供する力 | 技術力 | 労働力 |
報酬 | 時間単位 | 時間単位 |
休日 | 自社に準ずる | 派遣先に準ずる |
上記のようになっています。
SESで技術力が足りず、解決できない場合はSES企業の問題となります。
しかし派遣は労働力に関しての提供なので、派遣元会社のせいにはなりません。
上記理由から技術力の必要ない簡単なタスクが多くなるでしょう。
使えないと言われるIT派遣のエンジニアの技量はどのくらいか?
IT派遣の人と働いたことがありますが、職種は色々でした。
- 製品の問い合わせの電話対応
- 保守、運用の定形業務(データパッチなどの簡単な作業)
- excel等を使って日々のデータ集計
いずれもITを使った業務ですが、プログラミングはありません。
SESの仕事内容とは別物
SESの場合は、プログラミングや設計などに携われる機会が多いです。
ただ、できなければ要員変更ですぐに現場を変わることも。
もし技術力をつけたい場合は、SESやSIerなどのプログラミングができる環境へ就職することをおすすめします。
もしかするとSESよりも派遣の方が給料が良いかもしれません。
しかし将来のことを考えるのであれば、絶対に派遣はやめましょう。
(もちろん現場によって、作業内容は変わりますが。)
IT派遣エンジニアが使えないと言われてしまう理由は?
もはやエンジニアと言えるか怪しいところですが、使えないと言われる原因は以下の通りです。
- 自分で思考できない
- 責任感がない
- プログラミング能力が低い
- 向上心がない
- すぐにやめてしまう
順番にサクッと説明しますね。
自分で思考できない
派遣エンジニアは基本的に言われたことを言われた通りにしかできません。
自分の思考で考えられる派遣エンジニアは重宝されるので、逆にハードルが低いです。
SESでは技術力の提供なので、自分で考えプログラミングを進めていきます。
しかし派遣エンジニアは思考力がないので、何をどういう風に進めるべきかもわかりません。
もちろん人にはよりますが、自分で考えられないと今後のキャリアは致命的になりますし、AIなどに仕事を取られるでしょう。
思考力がないのが派遣エンジニアが使えないと言われる理由の一つです。
責任感がない
「基本的に時間分働けば、目標達成しなくても関係ない」というスタンスの人が多いです。
もちろん残業はしませんし、悪びれる様子もありません。
もともと技術力が低いので、同じ作業時間を与えても進捗は悪いです。
それでも派遣エンジニアは終わらせることではなく、定時まで働くことを徹底します。
その結果進捗が全体的に遅れるので、難しいところや重要なところは任せてもらえません。
なので技術力がつかないという悪循環になります。
プログラミング能力が低い
上で少し話に出ましたが、技術力は低いです。
なぜなら派遣の募集で技術力の指定を行なっていないからです。
プログラミング未経験の案件も多数あります。
そういった背景から技術力がない人でも、簡単に現場へ参画することができてしまうのです。
SESの場合経験年数や技術力で単価を決めていますが、派遣の場合ありません。
なので技術力に関わらず、基本的には同じ時給となっています。
技術力がない人がITの現場へくるのが、派遣なので現場で使えない扱いを受けるでしょう。
向上心がない、すぐに辞めてしまう
ここはセットなんですが、基本的に定時で帰ることを目標としているため、向上心がなくすぐに辞めてしまいます。
就職先を探しながら派遣でとりあえず稼いでいる人もいるので、向上心や継続力もありません。
ここら辺の理由も派遣エンジニアが使えないと言われる理由でしょう。
IT派遣エンジニアからステップアップするための方法は?
現在はITエンジニアで派遣をするくらいであれば、転職できる市場です。なので転職を目指すのが良いでしょう。
ただ、家庭の事情で派遣エンジニアを、あえて目指す人もいるのが現状です。
そういった事情がないのであれば、まずは転職サイトに登録して転職できそうな企業を探すのがおすすめです。
リクナビNEXTでは、未経験でも転職できる案件が多数あります。
またエンジニアとしてのステップアップを狙えるような企業も多いですね。
僕も新卒2年目などの経験が浅いときに、募集要件を見て技術力を高めました。
転職できそうな企業を調査する目的もありますが、どんな経験や技術力を市場が求めているかを確認するのは大切です。
- 必要なスキルが把握できる
- 収入と経験のバランスを見ることができる
- 具体的なキャリアを描ける
僕が考えた派遣エンジニアのステップアップルートは以下の通りです。
- STEP1派遣派遣エンジニアで1年程度
- STEP2SESSESでエンジニアを1〜2年程度
- STEP3転職社員やフリーランスへステップアップ!
社員を目指すなら、中途でどのくらいの経験が必要か確認しないと途中で軸がずれてしまいます。
市場を観察するには、一番多くの案件を扱っているリクナビNEXTが一番おすすめです。
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