会社員のシステムエンジニアだと1度は考えたことがあるでしょう。
また『独立したいけど、フリーランスエンジニアの実態がわからない』なんて悩みもありますよね。
この記事では、
- 独立前に不安に思っていたことが、どのようになったか。
- 独立して2年経った今、どのような現状なのか。
- フリーランスエンジニアで活動する今の悩みや後悔は?
といったことを中心に、”フリーランスエンジニアの実態”をお伝えします。
といっても、ぼくの経歴やスキルも結構重要ですよね。
なのでまずは、自己紹介させてください。
詳しいスキルセットについては、後ほど紹介するので一旦自己紹介はこのへんにさせてください。
この記事を読めば、
- 案件が無くなったらどうしよう
- スキルが足りなかったらどうしよう
- お金が無くなったらどうしよう
といった独立前の悩みも解決できるので、フリーランスエンジニアに興味がある人はぜひ一読いただければと思います。
※この記事は7分ほどで読めます、網羅的な記事になりますので飛ばしながらでも構いません。
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フリーランスエンジニアの実態は、会社員の頃想像していたよりイージーで楽だし稼げる!
フリーランスエンジニアの実態として、まず一言でいうと、
『会社員の頃想像していたフリーランスエンジニアよりも、簡単で・楽で・稼げます!』って感じです。
なぜ簡単で楽で稼げるのかは、以下の理由の通りです。
- 稼働時間に180hの上限があるため、長時間労働はほとんどない
- スキルは並で問題ない
- 感覚的に1.5~3倍は稼げる感じ
順番にサクッと説明しますね。
稼働時間に180hの上限があるため、長時間労働はほとんどない
SESでもそうかもしれませんが、月の労働時間は180hもしくは200hまでとなっています。
稼働時間が長いとフリーランスは別の案件に移ることが多いので、増やせないのが企業側の本音でもあります。
フリーランスエンジニアには長くプロジェクトに参画してほしいとの願いから、長時間労働は少なくなっていると言えるでしょう。
ちなみにぼくが働いているプロジェクトでは、稼働時間180h厳守なので残業がほとんどありません。
スキルは並で問題ない
フリーランスエンジニアというと「スキル的にすごい人しかなってはいけない!」みたいな風潮あると思うんですけど、そんなことないです。
とはいえ「どのくらいのスキルレベルが必要なのか」わからないですよね。
そこで現役のフリーランスエンジニアが経験や案件の募集要項を見て、一つの基準を提示いたします。
リーダーや共通部品の製造、フレームワーク周りといったレベル高めなことはできなくて大丈夫です。
上記の基準だと、2年目〜3年目には到達できるレベルですよね。
なのでフリーランスエンジニアのスキルは、”並”で問題ないと言えるでしょう。
感覚的に1.5~3倍は稼げる感じ
新卒から2,3年の給料は、年収400万円代前半が多いでしょう。
フリーランスは”並”のスキルで、おおよそ2倍くらいになります。
フリーランスの案件月単価で50万円以下はほとんどありません。
案件の多くは月単価60〜80万円。消費税込み70万円前後が一番多いですね。
ぼくの場合はエージェントを使っているので、10%強中間マージンが取られているのですがそれでも年収は倍くらいになりました。
会社員エンジニアで年収400万円代前半の人は、フリーランスになった方が間違いなく稼げるでしょう。
- スーパーマンじゃなくても、フリーランスエンジニアになった方が良い!
- 若ければフリーランス経由で転職も可能、早めに独立を経験しておこう!
- 20台で年収800万円に到達する方法で、最も現実的で難易度も低い!
フリーランスエンジニアの世間での認識されている働き方と実態の違い
フリーランスエンジニアはどこでも働けるイメージありませんか?
中には旅をしながらプログラミングしている人もいます。
しかし企業のプロジェクトに参画しているフリーランスエンジニアのほとんどは、普通の会社員と同じ働き方です。
普通の会社員と同じなので、週5日で出勤している人もいます。
僕が実際に働いているプロジェクトでは?
ぼくが実際に働いているプロジェクトは、フルリモートです。
というのもフルリモートの案件を選んでいるからですね。
しかしフルリモート案件に参画中のぼくでも、ノマド的な働き方はしていません。
さらに付け加えるとぼくのチームメンバーも、おそらく自宅で仕事をしていると思います。
その理由として
- 自宅が一番仕事しやすい
- 公衆のwifiで仕事してはいけないというルール
の二つが挙げられます。
自宅が一番仕事しやすい
長時間座っていても疲れない椅子、慣れた机で仕事できるのがひとつ目の理由です。
ノマド的な生活だと、モニターは無しになることが多く生産性が落ちます。
その結果契約切られることになれば元も子もないので基本的に自宅で仕事をしているのです。
公衆のwifiで仕事してはいけないというルール
ふたつ目の理由は、公衆のwifiに繋いではいけないということです。
こちらは会社によって異なりますが、情報漏洩なども踏まえて契約書に書いてあることが多いですね。
もしノマド的な働き方を目指したい場合は、サイト制作のエンジニアを目指しましょう。
業務系、web系アプリを開発する人はノマドではなく自宅or会社で働くことが多いですね。
(モニター持っていって、長期的なワーケーション的な人はいるかもですが。)
フリーランスエンジニアになって良かったことは?
フリーランスエンジニアになってよかったことは、以下3つです。
- お金面
- 勤務時間面(上限稼働時間180h)
- スキルアップ面
お金と勤務時間は、先ほど説明したので割愛しますね。
スキルアップ面でのメリット
自分のやりたい案件を選ぶことができるので、少しレベルの高いところで仕事することも可能です。
とはいえ具体的なスキル面でのレベルアップを載せている人がいなかったのでぼくのを載せます。
一つの例として参考程度に捉えてもらえればと。
- 会社員時代(新卒から5年間のスキルセット)【Java6+Oracle+eclipse+オンプレ】
会社員時代は「要件定義から保守運用までの工程」と「プログラマー、エンジニア、リーダー」を経験させてもらったのでありがたかったです。
ただエンジニアとしてのスキルセットは5年間更新されず、少し寂しい感じもします。
そんなこともあり、最初はフリーランスでやっていけるか不安でした。
- フリーランス1社目のスキルセット【Java8+MySQL+eclipse+AWS】
フリーランスひとつ目のプロジェクトではこんな感じのプロジェクトでした。
Javaを軸にMySQLとAWSがスキルに追加された感じです。
開発環境とメイン言語が同じなので、特に戸惑うことなくプロジェクトに馴染むことができました。
- フリーランス2社目のスキルセット【Java11+DynamoDB+intelliJ+AWS(lambda)】
ぼくは基本的に業務系のwebサービスを作っているのですが、このレベルのスキルをつけられる今のプロジェクトはありがたいです。
DynamoDBはNoSQLなのでモダンですし、AWS(lambda)も使わせてもらっているのでありがたいです。
この他にもDockerやJenkins等のツールも使用しています。
フリーランスになって案件を選べるようになったので、少しだけ背伸びするのが簡単になっているんですよね。
できる言語がひとつあればそれを軸にして、他のスキルを獲得できるのもフリーランスエンジニアのひとつのメリットです。
フリーランスエンジニアを経験して後悔していること、失敗したことや悩みは?
フリーランスになってからの良いことばかりを載せて来ましたが、当然悪いこともあります。
後悔や失敗、悩みについては、以下の4つです。
- 新しい現場の雰囲気に毎回慣れる必要がある
- チームの一員でありながら、少しだけ希薄な人間関係
- 不明点が出たときに聞きにくい
- 長期休みはもらえない
こちらも簡単に解説させてください。
新しい現場の雰囲気に毎回慣れる必要がある
ぼくはフリーランスになってから二つのプロジェクトしか参加していませんが、プロジェクトに参画した最初は難しいですね。
そもそもチームがどのくらいフリーランスを受け入れた経験があるかが重要です。
ぼくの入ったプロジェクトは、両方ともフリーランスを受け入れ回数が多いプロジェクトだったので問題ありませんでした。
チームの一員でありながら、少しだけ希薄な人間関係
フリーランスはやはり孤独感はあります。それを許容できる人しかフリーランスにならない方が良いでしょう。
自分の熱中できる趣味や副業がある人は良いですが、仕事がメインの人だと少し病むかもしれませんね。
ただ、会社員の煩わしい人間関係が苦手ならフリーランスには向いているのでおすすめです!
自分の時間を大切にしたい人は、フリーランスになるべきですね。
不明点が出たときに聞きにくい
こんなことを感じることもありました。
しかし、どんな簡単なことでも聞いて解決した方が良いです。
たとえば
- 資料が見当たらない
- 設計書に書いてあることがわからない
- ビルドが通らない
など簡単なことでもすぐにアラートを上げる必要があります。
自分の恥や契約のことは置いておいて、チームとしてプロジェクトを成功させる意識を持ちましょう。
そうすると結果的に早く成果が出るので、重宝されます。
フリーランスとして初めての現場の場合はたくさん質問して、理解度を深めましょう。
長期休みはもらえない
稼働時間の上限があるということは、下限もあります。
ほとんどのプロジェクトが140h〜160hが最低ラインになっているので、長期休みはできません。
しかしフリーランスエンジニアの場合、案件が切れるタイミングで1ヶ月程度開けられます。
そういう意味で考えると会社員よりも、長期で仕事のない期間が作れるでしょう。
長期休暇シーズンではなく、空いてるので旅行とかもオススメです。
(普通の祝日は会社が休みなので、フリーランスエンジニアも休みです。)
フリーランスになる前に悩んでいたことと、実態はどのくらいの差があるか?
ぼくがフリーランスになる前に悩んでいたことをあげて、今その悩みがどうなったかを書いていきますね。
- 案件がなくならないか?
- 案件の面談は通過できるのか?
- 確定申告は面倒?
順番に紹介しますね。
案件がなくならないか?
結論、2〜3年企業でエンジニアしていて、自走できるレベルなら案件は無くなりません!
この文章の最初にスキル感の話を書いたけど、1機能を設計→製造→単体テストできるレベルなら問題なし!
ぼくが案件探すときは、20〜30個の案件から面談を受ける企業を選ぶ感じです。
もちろん言語や時期によって案件数は変わるかもしれないですが、基本的にエンジニアは不足しています。
なのでこの先フリーランスになる予定の人は、1機能の『設計→製造→単体テスト』を通しで出来るレベルを目指して頑張りましょう!
案件への面談は受かるのか?
面談についてはスキルマッチしているものしか、受けられないんですよね。
ぼくは業務系しか開発したことがないときに、一般ユーザ向けのハイスキル案件に応募したことがあるんですが、履歴書(スキルシート)の時点で弾かれて面談できませんでした。
なので面談の前である程度の適性は、見られるつもりでいましょう。
スキルがマッチした後は、人間性やコミュニケーション能力値となります。
- 基本的に聞かれたことに答える
- 経歴等を説明できる程度で問題ない
フリーランスエンジニア側から質問する時間があるので、質問も準備しておいた方が良いです。
確定申告は面倒?
確定申告ですが、経費とするレシートや領収書を持っておけば良いだけで、後はfreee等で入力すればOK!
1〜2日くらい作業すれば問題なく終わります。
フリーランスエンジニアの一つのメリットは、経費を計上できることです。
自分の好きなモニターや作業机、椅子などの備品からリモートの場合はwifi、電気代、家賃も業務と日常生活で按分できます。
あくまでも仕事で使っている分だけですが、経費計上できるメリットを考えれば確定申告はそこまでデメリットにはならないでしょう。
フリーランスエンジニアになりたい人が、いますぐできる行動!
ここまでぼくがフリーランスエンジニアになってから、2年間の実態を紹介してきました。
思ったよりハードルは低いのではないでしょうか?
ぼくは実際になってみて、想像の数倍もハードルは低いし求められるレベルも高くないし、稼げるのを実感しています。
エンジニア不足の昨今で
- 実務経験2年以上あるのに、
- 年収499万円以下で、
- 週5日会社へ出勤していて、
- 月の残業20h以上(稼働時間180h以上)で、
- ずっと同じ言語や環境にいる
そんな人は、明確にいまの会社にいる理由が浮かばなければ、会社から搾取され損していると言えるでしょう。
(もちろん会社に居ることで、スキルアップできる環境があるならOK!)
そういう考えもわかります。
しかしスキルをつけないと給料は上がりませんし、将来のリストラ候補になるので"安心"ではありません。
それであれば20代、30代であれば独立して、失敗しても会社に入り直せる方が良くないですか?
って人多いと思うんですよね。
上記の悩みのように
- 現時点でどのくらいの単価の案件が紹介されるのか?
- 自分はどんなスキルを身につけると、フリーランスエンジニアになれるのか?
これはフリーランスエージェントに聞かないと、わからないんですよね。
※他のフリーランスに聞いても良いですが、より多くのフリーランスエンジニアと関わっているエージェントの方が情報は持ってます。
いますぐフリーランスエンジニアになれるスキルがなくても、明確なスキル的な目標ができるのでやる気も湧いてくるはず!
- 年収800万円以上(お金)
- フルリモート(通勤時の体力)
- 月の稼働時間は180h以下(時間)
- 市場価値の高いスキルセットの案件(経験)
自分のお金・体力・時間を有効活用できるのは、フリーランスエンジニアだけ!
新しいスキルを身につけて実務経験を積んで、つよつよエンジニアを目指しましょう!
現役フリーランスエンジニアが、本当にオススメするフリーランスエージェント
ちなみに現役フリーランスエンジニアのぼくが、本当にオススメするのは以下の3つ!
- レバテック フリーランス(案件数、質が業界No1!とりあえず登録しておこう)
- PE-BANK(中間マージンが業界最安!5年以上エンジニア経験がある人にオススメ!)
- midworks(案件が切れても報酬保障サービスあり!経験年数2,3年で不安な人にオススメ!)
登録は完全無料なので、今後のキャリア相談も兼ねて一旦登録してみてはいかがでしょうか?
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