システムエンジニアを目指す人なら、一度は考えたことがあるかもしれませんね。
しかしいい加減な気持ちでSESに入ると、将来が”ヤバい”ことになってしまうのを知っていますか。
特に未経験エンジニアにとって、開発経験が積めないSESに入ってしまうことほど恐ろしいことはありません。
開発経験がないままずるずると雑用担当として働き「名ばかりエンジニア」としてその生涯を終えることもあるからです。
雑用ばかりで誰からも必要とされず、ずっと低賃金で働きたくないですよね?
この記事を読めばエンジニアとしてスタートダッシュを切り、開発経験を積むための戦略がわかります。
また、危ないSESを避けつつ、ホワイトにスキルを伸ばせる企業も見つけられるでしょう。
この記事は5分で読めるので、SESに就職するかもしれない学生はぜひ一度目を通してみてください。
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SESで開発経験を積むために準備したい入社前戦略!
SESは当たり外れがあります。
良いところは社員を大切にするので、成長のために経験を積ませてくれます。
しかし外れた場合は、
- まともに研修もなく1人で現場に飛ばされる
- 雑用ばかりでなんのスキルも身につかない
という悲惨な状況になることも。
若手の時間はとても貴重で、これからの社会人生活の基盤となります。
そんなときにブラックSESで時間を無駄にして欲しくないのです。
なのでSESで開発経験を”戦略的に”獲得するための方法を僕なりに考えてみました。
気になるSES企業の口コミや評価を収集して、内情を探れ!
会社の内情を知るために一番良い方法は、社内の人間に口コミを聞くことですよね。(元社員等も含む)
とはいえ直接会うのはなかなか難しいと思うので、まずは口コミサイトを確認してみましょう。
口コミで必ず見るべきなのは”きちんと開発経験を積める場所か”です。
例えば「研修が家電量販店の接客だった......」という口コミがある場合は、危険な企業です。
業務内容が明らかにエンジニアと無関係な仕事ですもんね。
SES以前の問題なので、その会社は選択肢からすぐに外しましょう。
「接客も経験になるから」と諭され、キャリアがおかしな方向に進んでしまいます。
ちなみに口コミサイトとは言ってもいろいろあるんですが、僕はひとまず転職会議を見ておけば問題ないと思ってます。
掲載されている口コミ数や企業数なども豊富で見やすく、募集求人情報なども合わせて確認できるので重宝していますね。
ちなみに僕の前所属会社を検索してみたところ「確かになぁ」と思う口コミがあり、比較的リアルな意見が投稿されていると言えるでしょう。
openworkやen Lighthouseも使えますが、転職会議を使えば問題ない印象です。
「Twitterの方がリアルな声を確認できるんじゃない?」と思った人もいるかもしれません。
SNSに会社名付きで口コミが投稿されることは無いんですよね。(コンプラ的にOUT)
なので口コミ等の情報取集は、転職会議一択と言えるでしょう。
※SESを経験してきた元エンジニアの社長を探す場合にはTwitter等のSNSでも使えます。
SES時代苦労した社長ほど、社員を大事にしてくれる可能性は高いでしょう。
投稿内容を見て良さそうなら、その企業も結構狙い目かもしれません。
自分の目で見て確かめられるインターンシップに参加しよう!
自らインターンシップに参加することで、多くの情報を得られます。
募集企業数は少ないかもしれませんが、インターンシップのような企画を開催している企業はエンジニアを大事にしている可能性が高いです。
採用にお金を掛けられる企業は、社員にも還元しているという因果関係も高いです。(お金があるので、還元できる)
インターンに参加できたら、絶対に聞いてほしい質問があります。
それは「新卒1年目は何をしていたか」です。
研修後にすぐ
- 「プログラミングに触れられるか」
- 「テスト担当からになるか」
だけでも知っておきたいですからね。
ちなみにテスト担当だった場合は、併せて「いつから業務でプログラミングを扱えるか?」を質問しましょう。
テスター期間が長い企業は危険なので、要注意ですね。
もしもこの段階で身につけたい技術や今後の展望などがあるなら、合わせて相談もしてみましょう。
具体的な話が出てくるなら好印象ですし、挑戦を後押ししてくれそうな雰囲気があるなら経験を積むのに理想的な環境だと思います。
またできたらその企業が「どのような案件をどのくらい抱えているか」も実績ベースで確認しておきたいですね。
取引先の数が極端に少ないような会社は案件も限られてきますし、そこに開発現場がなかったら転職の手間が増えます。
- どれくらいの間、プログラミングをしなかったか(テスター等)
- 自分の使いたい技術を使っているか?
- 企業がどのような案件を抱えていて、どのくらいあるか?
SESで開発経験を積むための入社後の戦略
無事に良さそうなSESに入れたとしても「良かった〜」と油断するにはまだ早いです。
入ったところがホワイトSESだとしても、開発案件に必ず入れる保証はどこにもないからです。
そこで入社後に開発案件に参画するための戦略も考えてみました。
開発案件の掴み方やチャンスがきたときのための準備についてもご紹介しますね。
先輩社員との抱き合わせで開発案件に入れてもらう
未経験のエンジニアなら開発経験が豊富な先輩社員と抱き合わせで案件に入れてもらうのがベストです。
そのためにも普段から営業や上司に「開発経験を積みたいです」と伝えておきましょう。
開発経験がないエンジニアが開発案件に参画できる可能性は低く、即戦力ではないので雑用ばかり任される可能性は高いです。
しかしできる先輩社員とセットなら話は変わってきます。
客先社員が教える工数を削減できるので、相手としても手間がかからず受け入れてもらいやすくなるからです。
特に配属面談では普段の学習や今後の展望など、熱量を全力でアピールしましょう。
「そこまでいうなら......」と組み合わせる先輩社員を考えてもらえる確率が上がります。
未経験でも自ら手を上げ続けることが大切です。
仕事時間以外でも勉強して、経験を稼ぐ
開発経験を積みたい場合、いつ現場に配属されても良いように普段から学習しておくことが大切です。
日常的にプログラミングをしている人の方が「開発経験を積みたいです」というときの熱量は伝わります。
相手に具体的にイメージさせるために、
- 勉強の過程や、
- どこで詰まって
- どう解決したか
なども合わせて言えると行動が伴っているので説得力が増します。
ちゃんとしたSESなら新人研修でも学べるはずなので、最低でも研修の内容は全て理解して実行できるようにしておきましょう。
その上で自分でも勉強して、さらにスキルを高めていくぐらいの気持ちがあると良いですね。
またSESで研修を終えた新人は案件が決まるまでの間、待機期間が発生します。
社内ニートのような状態で時間があるので、ITに関する資格を勉強するチャンスです。
せっかく時間があるなら、このタイミングで資格を目指してもいいでしょう。
基本情報技術者試験はITに関する内容が体型的にまとまってるので、未経験エンジニアの登竜門ともいえるでしょう。
>>基本情報技術者試験に独学、2週間で合格!偏差値35のFラン大学生が受かった勉強法!
テスターから開発案件を掴みに行く
SESに入るとテスターという役割を与えられるかもしれません。
テスターとはその名の通り、システムに関するテストを担当する人です。
テストばかりだと肝心のプログラミングスキルが伸びず焦ることもあります。
しかし焦ってはいけません。
新入社員のときはテスターでも、地道に信頼を勝ち取ることでその後プログラミングに携わる機会が来るでしょう。
テスターのときに腐っているともったいないので、システムの中身をよく見て勉強しておくべきです。
ソースコードを追って処理の流れを掴む時間に当てることもできます。
プログラミングを”書く”だけが成長ではなく”読める”ようになるのも成長と言えるでしょう。
テスターでも腐らずに自分のスキルアップを目指してください。
SESで開発経験を3年積めば、転職や独立で年収1000万も夢じゃない!
IT業界は人手不足で売り手市場」という話を数年前からよく耳にするようになりました。
流行りもあってエンジニアは増加傾向ですが、”できるエンジニア”は足りないのが市場状況です。
エンジニアを目指す人にとって、”できるエンジニア”が少ない市場はある意味チャンスだと考えています。
若いうちに開発経験を身につけ”できるエンジニア”に近づくことで、市場価値が上がり引っ張りだこの状況が生まれるでしょう。
20代で年収1000万円も視野に入るのではないでしょうか。
新卒でSESに入った人がホワイト企業へ転職できるような市場価値のある人材になる方法については、以下の記事に書いてあります。
時間がある方はぜひ一読を!
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